住宅火災による死傷者が増加!! ~火災から「命」を守るために~
《火災への備え》
住宅火災における出火原因は、「たばこ」・「電気」・「こんろ」など、様々な要因がありますが、これからの時季は、気温も下がり「暖房器具・ストーブ」の使用が多くなります。
寒い時季に使用する機会の増える「暖房器具・ストーブ」は注意しないと火災になる危険がありますので、取扱いは十分な注意が必要です。
暖房器具・ストーブによる火災を防ぐために
① 布団や着衣が接触して火災になる可能性がありますので、就寝時はストーブを使用しない。
② ストーブの上で洗濯物を干すとか、ストーブの付近にカーテン、段ボールなどの燃えやすい物を置かない。
また、ストーブの近くにスプレー缶を置いたり、ストーブに向けてスプレーを使用しないでください。
火災から「命」を守る3つのポイント
① とにかく逃げる。
炎が拡大しているときは、無理に消火せずにすぐに避難する。
② 煙を避ける。
煙が広がってきたら、タオルやハンカチなどを口にあて、低い姿勢で避難する。
③ 引き返さない。
一度避難したら、絶対に引き返さない。
何より大切なものは、みなさんの命です。
高齢の方は、足腰が弱く避難をするのに時間がかかる場合があります。
火災が発生したときは避難が最優先です。
命を守る行動をとりましょう!
火災の発生状況と火災に伴う死傷者について
令和4年11月末現在、可茂消防管内では68件の火災が発生しています。
建物火災は37件で、昨年同期の35件と比べ2件増加しており、このうち、住宅火災は22件発生しています。
また、火災に伴う死者は6名(昨年同期7名)、負傷者については11名(昨年同期5名)発生しています。
住宅用火災警報器を設置し、維持管理しましょう
住宅火災による死者の発生原因は、ほとんどの方が火災に気付くのが遅れたことによる「逃げ遅れ」と考えられています。
火災に伴う死者をなくすには、火災を感知すると鳴動音などにより知らせてくれる「住宅用火災警報器」が有効です。
設置すると共に、正常に作動するか定期的に点検するなど維持管理をお願いします。
また、住宅用火災警報器の本体が古くなると電池切れやセンサーが劣化して火災を感知しないおそれがあります。
設置後10年が交換の目安となっていますので、10年を経過した住宅用火災警報器は取り替えるようにしてください。