ハンディファン(携帯扇風機)の火災事故に注意!
最近、外出時などの「暑さ対策」として、ハンディファン(携帯扇風機)を利用されている方をよく見かけます。
ハンディファンにはリチウムイオンバッテリーが内蔵されているものがあり、充電することで繰り返し使用できるため広く普及しています。
しかし、便利である反面、リチウムイオンバッテリーは衝撃や高温・水濡れに弱く、発火や破裂し、火災やケガの原因になりかねません。
最近、ハンディファンの火災や破裂事故のニュースをよく目にします。
先日、当管内においてもハンディファンからの出火事例がありました。
2019年にハンディファンをネット通販で購入し、これまで落としたり、水に濡らしたりさせることなく普通に使用していたそうです。
ところが、自宅の床に置いていたところ、突然、「シュッ」という音と共に煙と炎が噴出したそうです。
幸い、その場に居合わせていたことで初期消火に成功し、じゅうたんが少し焦げた程度でケガ人もなく大事には至りませんでした。
出火したハンディファン
焦げたじゅうたんの画像
使用する際は、以下の点に注意しましょう。
・落とす・踏みつけるなど、強い衝撃を与えない。
・夏場の車内に置くなど、高温となる場所に長時間放置しない。
・本体に水分がかからないようにする。
・長時間の充電(過充電)はしない。
次のような場合は使用を控えましょう。
・落としたり、どこかにぶつけたり、踏みつけた場合。
・水没させたり、飲み物がかかった場合。
・使用中や充電中に、異常に熱くなる場合。
・使用中や充電中に、異臭がする場合。
ハンディファンを処分するときの注意点について
充電式のハンディファンには、リチウムイオンバッテリーが使用されていますので、そのままゴミ箱に捨てることは当然のことながら、不燃物としても捨てることもできません。各自治体で定められている方法で、適正に処分するようにしてください。
関連動画
独立行政法人製品評価技術基盤機構(nite)外部リンクに接続します。
「損傷したバッテリーが破裂」
「ゴミとして捨てて発火」