消火器の取扱い
消火器は初期消火に有効な消火器具です。
消火器の正しい知識を身に付けておけば、いざという時に慌てずに使うことができます。
消火器の特徴
燃えているものによって普通火災、油火災、電気火災などに分類されます。
消火器は、適応している火災をそれぞれマークで表示してあります。
- 普通火災とは、木材、紙類、繊維などの普通の可燃物が燃えた火災です。
- 油火災とは、ガソリンなどの引火性液体が燃えた火災です。
- 電気火災とは、電線や変圧器、モーターなどが燃えた火災です。
消火器の取扱い方法
①火災を発見したら、まずは大きな声で火災があったことと助けを求めてください。
「火事だー!!」「誰か助けて―!!」と叫びます。
②安全ピンに指をかけ、上にピンを引き抜きます。
③ホースをはずして火元に向けます。
④レバーを強く握って噴射します。
消火器を使う上での注意点
- 火元にいきなり近づくのではなく、ホウキで掃くように、徐々に近づきます。
- 建物の中で使う場合は、必ず出口を背にして使いましょう。
- 外で使う場合は、風上から使いましょう。
消火器の保管方法
消火器は、使用しなくても年々老朽化します。老朽化した消火器は、圧力によって容器が破損し、思わぬ事故につながることがあります。
屋外や台所、湿気があるところに長い間置いてあると容器の底が錆びて腐食している場合があります。
※消火器の不適切な訪問販売に注意しましょう。